Escape from tetora pod

Time goes slowly ulala,ulala...

2025/10/27~2025/11/02 | 山中さわお vs The Birthday

Posted on November 3, 2025

寒かったのと無理なスケジュールとで体調が悪くて全体的に調子悪かった。あんまり体力がないことを忘れてランニングしたりすると良くない。あとちゃんとアプリ使ってトレーニングしようという気持ちになってきた。笛吹やかんを買ったところ結構便利だなと思うようになった。あとは寒くて疲れている感じ。

ライブ。The Birthday と 山中さわおの対バンを見に名古屋に。感想は長めに。

三人体制の The Birthday を見るのは初めてだった。チバユウスケの不在を感じてしまうのかなと思っていたことを恥じるぐらい、技術も熱量もすごかった。もちろん声量の部分とかは多少感じるところはあるけど、三人ともかなり上手く歌っていたし、それぞれに曲があっていたのもよかった。

フジケンがとにかくかっこよすぎる。声もいい。どちらかといえば飄々としたギターを弾く人だと思ってたけど、歌いながら同じようにギターを弾いて歯を食いしばってる姿がめちゃくちゃ良かった。LOVE ROCKETS とか JOIN みたいなかなり激しめな曲を歌いながら弾いてたのも、Red Eye みたいなかなり手数の多い曲をやってるのもよかった。Red Eyeはボーカルとギターとハーモニカだった。すごすぎる。

ヒライハルキのしっとりした声も良かった。愛でぬりつぶせは新たな面を見つけたというか、こういうバラード的な解釈もあったのだなと思えた。かなり柔らかいのでともすればイメージとかなり違う部分になるとは思うのだけど、それを許容させるような力がある演奏だった。クハラさんの声も良くて、「誰かが」とかも良かった。歌詞かわいすぎると思う。 三人の声を聞いていると、チバの声はいろんな声なんだなと思った。三人は別にチバユウスケの声に寄せようとしているわけではなくて、普通に歌っているのだと思うのだけど、その声のどこかにチバユウスケの声を思い出すところがあった。

あと、青空を聞いたときにずっと泣いてしまった。曲の途中で涙ぐんだりするのはたまにあるけど、一曲ずっと泣いていたのは初めてだった。クハラさんの声にやられてしまった。青空はそれこそ初めて聞いた The Birthday の曲だと思うけど、「悲しみはもう捨てていいよ」っていう歌詞を改めて聞いたからかわからないけれど、ずっと泣いてた。なんかようやく一つわかった気がしたというか、手放す事ができた気がした。

READY STEADY GOも嬉しかったね。俺は結局この曲を叫ぶ事ができなかったと思ってたけど、改めて叫ぶことができて嬉しかった。

一方の山中さわおソロもよかった。結構心あらずという感じで聞いてしまっていたけど。山中さわおって平熱の人なんだなと感じた。平熱でずっと思っていることを言ってるんだろうなと思った。その平熱の態度が俺達を夢中にさせたし、どこかで壁になってしまったのかなと思ったりした。個人的にはATGのギターのザキムさんがめちゃくちゃギターヒーロー担ってるのも良かった。いいギタリストだと思う。「どうにかなりそう」「アインザッツ」「ヒルビリーはかく語りき」とかよかった。


あとはゆ~すほすてるのライブも見た。生存確認みたいな気持ちで見に行ったけどちょっとハードロックっぽいというかテンポの早い曲が増えてて驚いた。


名古屋の帰り道はずっとサイダーを聞いていた。ヒライハルキの柔らかい声で歌われるサイダーが良かったと思う。これまでの The Birthday ならどこか盛り上がってライブでのれる曲になっていたのかなと思わせる構成がずっと平熱のまま続くのが良かった。ずっと昔に音楽と人のイベントで貫かれてからずっと刺さったままだ。あの時のタオルを持っている人が近くにいてなんか嬉しかった。