Escape from tetora pod

Time goes slowly ulala,ulala...

2025/01/27~2025/02/02 | the pillows解散について

Posted on February 3, 2025

一週間一週間それなりに目標を達成しつつ生活はしているんだけど、あんまり達成感はない。生活のぬけもれがないようになっただけだなと感じている。それはそれで悪いことではないとは思うんだけど、もうちょっと色々考えた方がいいのかもしれない。

ちょい重めの相談に乗ったりしてて若干気持ちがおかしい。全体的に体が重いので早めに寝るつもりだけど、この場で書いておきたいこともある。

the pillowsの解散が発表された。わかっていたような気持ちではあるものの、解散を銘打つことはないとどこか思ってたので、まあショックだった。ライブの頻度が下がるとか、もう40周年とかフェスでしかやらないとか、そういうことはあるのかもと思ってチケットを取っていたんだけど。まさか解散とは。

思うに、ファンの熱量とバンド内の空気がかなりズレていたとは思う。明らかにthe pillowsは成功はしていて、もうこれ以上稼ぐ必要はないぐらいにはやっていたはずなんだよな。山中さわおには多分愛着はあったけど、一方でソロの方が楽しそうにやっているとは思っていた。しかし律儀にやり続けていて、偉いなと思っていたんだけど、終わりを明確に打たれるほどに追い詰められていたのか、と驚いてしまった。

個人的には一番やめそうにないというか、音楽を続ける執念を感じているバンドだったから、ショックではある。ここ三年ぐらい、というか京都に引っ越してきて就職してからは、もう受動的な生き方だけでいいんじゃないかと思っていた部分はあって、そういう意味で the pillows も一部の曲しか聞いてなかったような気がする。それが少しずつそういうわけにはいかないんだろうなと思い直していて、最後の一撃を食らったような感覚だ。

人間関係だからね、難しいね、と思っている。成功したあとのプランは誰も示す事ができない。それでも、かなり好きなバンドの解散はやっぱ心に来るね。言えることがあるとしたら、なんだろう。Ladybird girl という曲があって本当によかった、ありがとう。最後に Gazelle city を聞けて嬉しかった。ありがとう。今でもいろんな曲に元気づけられているよ。フリクリグランジはいつ見れるようになりますか?うーん、それぐらいかな。まだ自分にとってどういうバンドだったのかを説明するのは難しい。

自分がライブハウスによく行くきっかけになったライブの一つに、音楽と人のバスデ・テナー・ピロウズの対バンなんだけど、もうそのうちの二組が何らかの形で欠けてしまったことになるなと思った。

誰も娘の代わりにはなれないし、息子の代わりもどこにもいない。誰も誰かの代わりにはなれない。

便所サンダルの無頼のロッカーは父に。SuiseiNoboAzが鳴らす、祝福と弔いのロックンロール | CINRA

他のアーティストのインタビューの言葉をここで引用するのも変な話なんだけど、この言葉をずっと覚えている。誰も誰かの代わりにはなれないということと、自分の行く道の前にはありとあらゆる憧れがあり続けるということ、この両立が人生なのだということが、自分に重くのしかかってくる。ArtTheaterGuild が後を、みたいなことを言ってる人も何人かいたけど、もちろんそういう話ではないのだ。でも、どこか同じ光を目指したバンドが音を鳴らしてくれるということは、遠い光のような慰めではある。

しかし二週間連続でタイトルに同じアーティストが出るのはちょっとおもしろいね。そしてもう出ることはないのかもしれないと思うことはある。

Come on sunshine

Let’s be off

(But Maybe I’m sleeping yet)


今週の料理は牡蠣の卵焼きでした。写真はブルスカにあります。未だに卵焼きみたいなのを作るのが下手。フライパンの大きさに対して小さくしなければいけない、ということを何故かいつまで立っても理解できない。というか、あんまりひっくり返す必要があるタイプの料理をやっていないのが原因なのだが。