Posted on July 15, 2024
三連休。最終日で若干疲れたものの、まあゆっくり休めてよかった。思っていたより疲れていた可能性はあるなと思ったり思わなかったり。とにかくもうちょっと健康的になろうかなという気持ちがあり、あります。
連休の間に機龍警察シリーズを読み返していた。改めて読むと、かったるくなりがちな捜査シーンと政治のシーンの絡め方が上手くて、しかし最後に読んだときにそれがノイズとして残らない程度になっている塩梅がよいなと思う。話の本筋と、話の求心力が必ずしも完全に一致している必要はないということがわかるというか、ピラミッド構造になっていれば十分回収可能であることがわかる。
話自体はもちろん面白いのだけど、田町が再開発されてしまっていることや、ロシアのウクライナ侵攻などを考えると、まあまあ続きを望むのは難しいなと思わざるを得ない。鈴石緑とライザ・ラードナーの因縁にある程度の決着がついたこと自体が奇跡のように思える部分がある。
正直この小説が書き始められた頃よりも世界を巡る悪意はより単純化しているように思えてならないところはある。より最悪な形で先鋭化していく社会に対して月村了衛がどのような答えを出すのかが気になる気持ちはあるものの、この先シリーズの新刊が出なくてもそれほど驚かない自分もいる。
音楽。新譜は特に聞いてないが、childspotのやつはまあよかった。聞きやすい感じ。
ライブ。a flood of circe と the pillowsの対バンに出かけた。めっちゃ楽しかったな。野音のチケットも買いました。ピロウズはいつもどおり良かったんだけど、フラッドは予想以上によかった。個人的にライブ映像とか見ると声がそこまで出ないタイプなのかなと思ってたけど、ライブ見に行ってそんなことはないということがわかったのはよかった。たまにいる録音にうまく乗らないタイプな気がした。どれも曲はよかったし、フロア最高潮みたいなところがいっぱい出ててよかった。「ざけんじゃねえ」をみんなで叫べてよかったです。
ライブ2。meli melo osakaというイベントに行った。一応市場みたいなやつと一緒になってたんだけど、基本女性向けのものしかなかったので冷やかしただけで終わった。ライブはゆうらん船、柴田聡子、小山田壮平、奇妙礼太郎。小山田壮平のライブを若干見逃したのだけ後悔。
ゆうらん船はいつもどおりよいというか、いつ聞いてもだいたいいいなと素朴に思う。でも最後にPiano持ってくる精神はよくわからない。 柴田聡子は思ったよりも全体的にうまい感じだった。演奏も卒がないし、弾き語りにしても抑揚がついている感じがいい。 小山田壮平は変わらずと言った感じ。未だにファンがすごく多いことに素朴に驚くなどした。 奇妙礼太郎は見ると謎の元気が出る。なんでオー・シャンゼリゼをみんなで合唱したのかはよくわからない。