Escape from tetora pod

Time goes slowly ulala,ulala...

2024/02/05~2024/02/11 | Homecomingsについて

Posted on February 12, 2024

全体的にコンディションが最悪な一週間だった!東京に雪が降った関係で仕事がドタバタしてしまい、色々わがままを通したりして一日が潰れたり、微妙に疲れが残ったまま生活してたら瞼が痙攣し始めたので午前休を取ったりしたけど、午前休を取ってもあんまり回復しなかった。いつもなら10月の終わりに来る感じの不調が一気にきたのでだいぶ参ってた気がする。正直今も参ってるぜ。

ジムで腕のトレーニングがあんまりできないことに気づいたのでダンベルを買って適当に持ち上げたりしてる。こういう感じでいいのか?という気持ちはありつつ、まあいいか……みたいな気持ちで持ち上げたり下げたりしている。手首の細さは飯を食わないと太くならないのでなんか変な感じになっている。

音楽。Homecomings の京都のライブに行った。くるりとの対バンとはいえKBSホールでやっててびっくりした。くるりはほとんど予習しなかったのでなんとも言えないところがあったが、畳野さんゲストの琥珀色の街、上海蟹の朝はめっちゃよかった。あと曲のBPMが上がれば上がるほどあんまりハマれないところがあってちょっとおもしろかった。なんか、個々人の演奏は上手いんだけどバンドとしてそれの統一がされていないというか、重心がどこにあるのかわからない感じがした。

Homecomings は良かった。二列目で見てたのだけど、一人ひとりの落ち着いた演奏とテクニックがよく見れてよかった。本当に丁寧に一打一打叩くドラマーだなぁということを改めて感じていた。もっとセットリストが感傷的になるかなと思ってたけどそんなことはなくて、これもらしいなぁというか、そういう別れ方もあるのだなということに気付かされる会だった。ロックバンドの脱退とか解散とかをそれなりに見てきたけど、誰もかれもそこにはドラマがあるように見えていたけど、そういうふうに捉えてなかったのが良かったな、と思う。「どんなに理不尽で悲しい別れも俺という人間を作りはしなかった」という「それから」のフレーズをフォロワーが引用していたのを見て言葉になった。あと新曲めっちゃテクかった。顔色を全然変えずに難しいことをやるの面白い。

次の日のアフターパーティーも行った。クラブに行くのはあんまり得意じゃないけど、行ってみるかぁぐらいの気持ちで。めっちゃ楽しかったな。Summer Eye とか in blue shirts とかもよかった。Homecomings は結構昔の曲を中心的にやってて、それも楽しかった。Automatic を熱唱するメンバーとか見てたら朝になってた。色々思うところはあったけど、それでもよいパーティーだったと思う。

この話は何回かしてるけど、やっぱり自分がちゃんと自我を持って考えることを始めたのってリズと青い鳥を何度も見たからだなと認識していて、あそこでやっと自分というものを自分は理解したと思う。何度も劇場に足を運ぶときに、 Homecomings がエンディングとしていつもあって、それが道標のように感じていたと思う。そこからもう六年近く経って、まだまだ未熟なんだけど、でもどうやって生きていくかを考えたりするときに、Homecomings に一つ進み方を教えてもらったと思っている。

だからか、Songbirds 以前の曲を聞くと、自分の好きだった覚えていない絵本を思い出すようなところがあるなと思った。少しずつ昔のアルバムを聞いてみたいなとも思った。

終わりの曲がこれで良かった。これを聞きながら家まで歩いて帰った。