Escape from tetora pod

Time goes slowly ulala,ulala...

2023/05/08~2023/05/21 | ゼノブレイド3 DLC、BUMP OF CHICKEN、祖父の葬儀

Posted on May 22, 2023

色々あって先週書く余裕がなかったので、今週は二週間まとめて。タイトルを見てもらえればわかるだろうと思うが。どうやって喋っていけばいいのか難しい。自己開示はスキルというのは本当にその通りだなと思う。

まず先週(05/08の週)は仕事がちょっと変則的で忙しかった。基本的に講師とサポートのようなことをやっていて、慣れてなくて疲れた。あんまり人に教えるのが得意じゃないというか、変速的に教えているのではないかという不安が出てしまって緊張しがち。あと自分が全てをエスパーで解決していくので回答があんまり回答になってないことがある。途中式を書け。

忙しかったが、ゼノ3のDLCはどうにかクリアした。良いゲームだった。やっぱ本編には不満が残ってしまったな。なんというか、新規層を受け入れるためにオマージュをなくしていくというのが本当にいいことなのかが個人的にはかなり疑問に思っていて、まっさらでやろうとすることなんてだいたいどうしようもないと思っている。自分たちは現実では良くも悪くもありとあらゆる文脈を抱えていて、しかしその文脈に報いたりすることができずにいる苦しさの中で、創作物の中でそれを丁寧に拾ってもらうことにある種の救いを感じているのではないのかな。創作論に足を突っ込みかけたので話を戻すが、ゼノブレイド3 DLCはそういうあたりがよかった。ファンディスク的な側面はとても強いけど、神の意思に抗おうとするゼノシリーズとしてふさわしい物語だったと思うし、過去の文脈があるからこそ物語の中身もよかった。個人的には元ネタがわからなくても、そこになんかしらの過去があると示されて、それが現在に繋がっているだけでも嬉しいので、ゼノ3も変に守りに入ってほしくなかったなぁと思ってしまった。なんか3の愚痴になってしまったが、DLCはとても良かった。あとゲームシステムがすごくいい。100%クリアしたい。

そういった感じでいろいろ忙しくしていたら、金曜日に父方の祖父が亡くなったと連絡があった。その週の初めから祖父の調子が良くないという話は聞いていたのでなんとなく不安になっていたが、そのまま嫌な感覚が現れてしまった。仕事中だったが動揺したが、葬儀は火曜日・水曜日だという話だったので三日ほどぼんやりした時間をすごすことになった。

そういう中で日曜日にバンプのライブに行った。行くべきかは分からなかったが、何もできることがなかったし、ここで行かない選択肢をしても仕方ないのかもしれないと思って行った。薄情だと思って構わない、と書きかけて、裁いてもらいたいだけだなと思う。まあ他のバンドだったらやめてた気がするけど、なんとなくバンプのライブは行くことに価値があるかもしれないと思って行った。

ライブは良かった。必要なことをすべて言うバンドだなと思った。前ホールで見たのがカネコアヤノなので、MCなし演出なし全部音楽のバンドと、全部言うバンドという予期しない感じの対比になってしまった。どちらかというと無言の美学を信じているタイプだけど、でもカネコアヤノのバンドからベースが脱退してしまったのを見ると、言う事にも意味があるのかもしれないと思ってしまう。もちろん言葉を尽くしたから何かが得られるとか壊れないとか限らないんだけど、でもやっぱり言葉を尽くすことには意味があると思ってしまうんだよな。それを祈りと言うのだろうけど。

音楽的にはやっぱ面白いなぁと思った。個人的には透明飛行船をやられてびっくりしたし、魔法の料理が流れて涙ぐんでしまった。偉いバンドだなと思ったし、良いバンドだなと思った。最後にガラスのブルースを歌わされたのは笑ってしまった。流石に覚えてないよ。次のライブまでには歌詞を覚えておこうと思う。

月曜日を挟んで火・水は祖父の葬儀だった。祖母があまり調子が良くないこともあり、こじんまりとした葬儀だった。祖母はかなりショックを受けていた。祖母は色々体を悪くしていて、事あるごとに祖父に私のほうが先にいくから、という話を冗談交じりにしていたけれど、本気でそう信じていたのだろうなぁというのを言動の端々から感じた。個人的にも祖父は手術をしたというのにどこか元気そうなイメージがあって、遺体もしっかりとしていて、どこか信じられない部分があった。人数の少ない葬式は静かだったが、葬式をある程度の規模で開催する理由がわかってしまった気もする。結局二年近く会わずに別れになってしまった。 祖父は洒落た人で、音楽が好きな人だった。クラシックが好きで、よくピアノを弾いていた。私は早々にやめてしまったけど、ピアノも続ければよかった。後悔ばかりが残る。そういうふうにできているだけなのだけれど。

祖父の遺骨を拾うときになって、係の人がここまでしっかりした遺骨はなかなかないですねぇと笑顔で骨を見せてくれたのが印象的だった。喉仏はなんで喉仏っていうかわかりますか、仏さんの形に見えるからなんですね、だけどなかなか残らないので、お父さんの骨はしっかりしてますねぇという話をしながら丁寧に骨を入れてくれた。係の人が喋っている間にどんどんみんなが笑っていくのが記憶に残っている。そういう類の救いがあるなと改めて思わされた。

そういう感じで色々くたくたになりつつ過ごした二週間だった。今はティアキンをやっている。楽しい。新譜は随分追いかけられてないが、ゲームやっている間は音楽聞くのが止まってしまう。家事はなんだかんだやっていた。焼きそばという選択肢にようやく気づき、生活が楽になった。

このイントロで6分あるの嘘だろ。生まれてきたことに意味があるとはそんなに思ってないけど、でもこの曲はいいなと改めておもう。